
緊縛に使っている麻縄に毛羽が立ってきたので、毛羽焼きをしてみました。
毛羽が立ったまま人を縛ってしまうと、縛られた人に不快な思いをさせてしまいます。
縛る時にチリチリとした毛羽が肌に擦れるためです。
人を縛る前に麻縄を手入れしておく必要があります。
さて、この記事では
- 麻縄の毛羽焼きに必要なもの
- 毛羽焼きの手順
- 毛羽焼きを行う場所
について詳しく説明します。
最初にひとこと言わせてください。
毛羽焼きはとってもカンタンです!!
僕も最初は、「失敗したらどうしよう」と不安だったのですが、やってみたらカンタンでした。そして楽しい。
毛羽を焼くと、麻縄の香ばしい香りが漂ってきて、心地よい気分にさせてくれます。
火事にだけ気を付けて作業すれば誰でもできます。
緊縛教室(喜多道場)に通っている方は、喜多征一先生が毛羽焼きのやり方を紹介されています。
そちらも読んでみてください。
目次
麻縄の手入れ(毛羽焼き)に必要なもの

これらを用意します。
合計金額は約5000円程度で揃えられます。
①カセットコンロ

価格 約3000円~4500円程度。
カセットコンロが無いと始まりません。
自宅のコンロがガスコンロの方は不要ですが、カセットコンロであれば、場所を選ばずどこでも毛羽焼きができるので重宝します。
商品名を載せておくので、気になる方はコピペして通販で検索してください。
②カセットガス

価格 3本セットで約1000円程度。
カセットコンロと一緒に購入しましょう。
僕は『イワタニ』のカセットコンロを買ったので、同じメーカーの製品を購入しました。
③ベビーオイル

価格 約900円程度。
喜多道場では、植物性の
- ベビーオイル
- 椿脂
を推奨しています。
僕はベビーオイルを使用しています。
通販はもちろん、薬局でも購入できます。
無香料のもの(水色のボトル)を選択しましょう。
※同じメーカーで微香性の製品(ピンクのボトル)もあります。間違えないように。
④乾いたタオル(水で濡れていないタオル)

価格 110円
毛羽焼きをすると、縄に黒いススが付きます。
ススをふき取るために必要なので、毛羽焼き専用に1枚用意すると良いでしょう。
100円ショップで購入できますが、家にあるものでも良いでしょう。
毛羽焼きの手順
- ガスコンロで毛羽を焼く
- タオルでススを拭く
- ベビーオイルを染み込ませる
- 縄を風通しの良いところに掛けておく
という流れで毛羽焼きをします。
①ガスコンロで毛羽を焼く

ガスコンロに火をつけます。火は中火くらいの火力に設定します。
縄を両手で持って(1本ずつ束ねずに)、火の上を滑らせていきます。

(↑縄の高さはこのくらい 撮影のために火を消しています)
火に毛羽が当たると、火の粉を散らして焼けていき、縄の香ばしい香りが漂います。
火を使う作業なので、換気できる場所で行いましょう。
火に毛羽が触れると一瞬で焼けます。
焼きすぎると焦げるので、『火の中を通す』イメージ。
縄を動かす手を止めないのがコツです。
②タオルでススを拭く

毛羽焼きをすると、縄に黒いススがつきます。
ススとは毛羽が焼けた後の灰です。
ススがついたままでは汚いので、乾いたタオルでススを拭きとります。
やり方は、
- 手のひらにタオルを持つ
- タオルで縄を包み込むように握る
- 縄を引っ張って、タオルの中を端から端まで通す
という感じです。

(↑茶色の汚れがススです)
僕は縄1本につき、2往復くらい拭いています。
1往復目にしっかり拭いたつもりでも、2往復してもススがタオルにつきます。
③ベビーオイルを染み込ませる

縄をタオルで拭いたら、ベビーオイルを染み込ませます。
ベビーオイルの量は、ポンプを1回押すだけでOKです。
オイルを両手に馴染ませて、手のひらをベタベタの状態にします。

縄を握るように掴んで、(タオルで拭いた時のように)端から端まで染み込ませます。
※ベタベタの手でスマホを操作出来なかったので、手を洗ってから撮影しています。
④縄を風通しの良いところに掛けておく

縄を通気性の良い場所に引っかけて、作業終了です。
一人暮らしの方であれば、
- カーテンレール
- 突っ張り棒
などに引っかけておくのがおすすめです。
僕は突っ張り棒を使ってます。
(注意)ビニール袋など通気性の悪いところに保管すると、カビが生えます。
毛羽焼きをどこで行うべきか? (作業場所について)

毛羽焼きをする上で悩むのが、『どこで行うべきか?』という問題です。
火事はもちろん、煙で火災報知器が鳴るリスクをケアできる場所でないといけません。
結論から言うと、僕はお風呂場でやっています。
僕の場合、一人暮らしで
- 部屋が狭い
- 電気コンロ
- ユニットバス
という感じでして、ベランダは隣の家と密接しています。
ベランダも良いなと思ったのですが、隣の家の人から見て、ベランダで縄を焼いてる男って、わりと不審じゃないですかね?(笑)
そういう理由から、お風呂場で行うことにしました。
お風呂場で行うメリット
という点で優秀です。
長い縄に火を当てる関係上、燃えるものが近くにあるのは危険です。
そして煙が出るので、火災報知器が作動する場合があります。
それらの両方を同時にケアできるので、お風呂での作業はおすすめです。
お風呂場(ユニットバス)で毛羽焼きをする場合

ユニットバスであれば、換気扇を回せるので、煙が出ても問題ありません。
参考までにやり方を載せておきます。
- 浴槽の水気を取る(濡れていない状態)
- 浴槽のふちに座る
- 風呂椅子の上にカセットコンロを置く
という感じで作業しています。
風呂椅子は金属性の足が4本付いているタイプ(足の長さ40センチくらいのやつ)です。
「トイレの横で縄の手入れしてんの? 汚ぇw」と思われるかもですが、もちろん掃除してからやってます。 はい…。
まとめ:毛羽焼きはマナー 緊縛に使う前に麻縄の手入れをしよう
縄も1~2本であれば、30分くらいで作業を終えることができます。
毛羽立った縄で受け手を不快な気持ちにさせないよう、縄の状態は常に観察しておきましょう。
最後に火事だけはマジで気をつけてください。
以上です。
それじゃあ、またね。